その他の活動

活動内容

・技術士会会員

・廃棄物資源循環学会員

・各種研修に出席



令和4、5年度 徳島県技術士会における活動

 令和4年、令和5年度に徳島県技術士会の阿南工業高等専門学校への出前講座に参加しました。技術士会の学生に仕事内容等についてレクチャーし、将来を考えるうえでの参考にしていただく活動です。若い力に触れて私もパワーをもらっています。

阿南高専高等専門学校のHPにも紹介されています。

https://www.anan-nct.ac.jp/notifications/34278/


令和3年度 シンポジウムへの参加事例

 2022年3月16日【令和3年度 廃棄物処理システムにおける 脱炭素化に向けた普及促進方策に係る第3回シンポジウム】の聴取時にチャットにて「全体に机上の議論になっている感があるので、様々な試行を後押しするシステムを構築してはどうか。たとえば隗より始めよと言う言葉どおり、ごみ袋に関して紙又はバイオプラスチック製品の産官学民共同試作、自治体モデル都市で試行・検証するなど募れば知恵はでてくると思うがどうか。」との質問をしました。趣旨説明の不足もあり、シンポジウムの腰を折るような質問になってしまい配慮が足りなかったと悔いているところです。そこで、贖罪の意味を込めてこのときの考えをまとめておきます。

 まず質問のきっかけですが、ごみ袋は自治体配布のもの市販のものに関わらずプラスチック製のものがほとんどで、廃棄物処理のために使用しているプラスチックであります。したがって、処理施設に搬入されてくるプラスチック廃棄物は向こう合わせですが、ごみ袋については唯一廃棄物処理の側からコントロールできるプラスチックであり、バイオプラスチック化については廃棄物処理の側が主体的に取り組まなければならないと考えたからです。

 今回は廃棄物処理システムの話ですが、ごみ袋は以下の点などで、処理システムにも大きくかかわってきます。

  • ごみ減量化、資源の有効利用の観点からバイオプラスチックの原料は廃棄物とすることが望ましいこと。
  • 厨芥類をメタン発酵・たい肥化する場合などはバイオプラスチックのうち生分解性のものを使用することで異物除去工程が簡略化できる可能性があること。
  • 厨芥類を除いた廃棄物であれば、紙袋収集でも対応できる可能性があること。紙袋収集の方が分別・排出時間等の排出マナーが向上する可能性もあること。ただし、雨天やおむつ・マスク・ティッシュ等感染性が懸念されるものへの対応については配慮が必要であること。

 いずれにしても、これを機にごみ袋(収集容器)の次世代化を図ることが必要だと考えます。しかしながら、製品プラスチックであれば、生産者が試験・検証できるのに対し、ごみ袋の検証はごみの排出者、収集運搬者、処理・処分者、循環資源の利用者等多岐に亙る関係者がいるためが社会実験的な要素が出てくるものと思われます。さらに場合によっては、排出場所や収集車両もかかわってくる可能性もあり広範囲な試行となることが想定されます。

 したがって、それらの関係者を巻き込んで、「産官学民共同試作、自治体モデル都市で試行・検証」を行うことを提案したものです。

 ただし、シンポジウムの場で、突然言葉たらずの質問をしたことは、軽率だったと思いますので、今後は機会を見つけて徐々に問題の提起及び共有をしていきたいと思っています。

                   技術士事務所NSサポート 仁木



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